明後日に学内の発表会あるので今日はパワポをいじいじ。
パッション(語り部によってはロマンとも)をロジックに、といういつもの作業。
若干のお酒が入っていて、ちょっと危ない気配。
「…きさん、この研究計画は本気きゃ?・・・博論書く気あるんかいのぅ、え゛?」
という問いかけに、せめて首を縦に振れる発表になるよう、まとめまとめ…
まとめ。
まとめる作業。
深夜のパッションから修論を経由し、学会発表で停まるたびに叩かれてきたロジックを
今度は博論なる一連の“臨床心理学”な研究に体系化・・・
昔、先輩にいただいた御言葉によれば、『役に立つ研究』。
自分たちでわしゃわしゃ話してた時の単語ならば『ベネフィット』。
役に立つ研究。ベネフィットのある研究。
タイトルに書いてますが、必ずしも直接的な『臨床現場への示唆』が含まれるかは・・・
また別のお話な気がしているような、別じゃないような・・・
むしろこのモヤモヤを解決しないと、おそらく自分の研究計画でひっかかり続けるんジャマイカと。
研究室の王道として、こんな感じで博士論文ってのは進んでいく模様。
面接/自由記述調査
↓
質問紙作成
↓
精神的健康との関連(横断)
↓
変容可能な媒介変数とか縦断的な検討とか
↓
共分散構造分析
↓
介入研究
・・・手堅い。
何より質問紙がベースだからいろんな変数との関連が見れたり、
1000人とか地元の町レベルの単位のデータが収集できて、
Amos様を使用した共分散構造分析とかが使えて、こう・・・
“探索的に関連要因との検討が可能”
(;どんな変数と関連が出るかイマイチぱっとしない時に、いろいろ配ってみれちゃう)
“得られるデータの『N』が多い”
(;わずかな差でも統計的に有意になりうる)
そこに(いろんな意味で)しびれる、あこがれるゥ!!!
・・・脱線。
何が言いたいかというと、この王道コースを歩むことが出来れば、
『~という変数に対して介入を行った結果、何たら得点が何点下がったor上がった』
と言える研究が出来る。
これがちゃっきり言えるか言えないかで、すごく研究に興味を持つ人の数が左右されるように思う。
すなわち、実践重視の人にも興味を持ってもらえるか否かとか?
「精神的健康を促進するよ」「社会的に望ましい変化が生まれるよ」
わかりやすい。
他に、直接的にその変数を操作できるか否か。
その方法が理解しやすいか否か。
パラダイムは波に乗れているか否か。ここらへんはどうだろう。
ならば。
ならば、直接的に治療そのものと距離のある研究。
ある状態にいたるメカニズムを小さいデータ数から検討するような研究だったらどうすればよいのか。
「この研究で得られた知見をどのように臨床に活かすのか?」
「何か実際の治療に提言できるものはありませんか?」
「何の役に立つの?」
「どうすればいいの?」
よく尋ねられる研究の臨床的意義についてのご質問。
どう答えるのか。
□パターンA:投げっぱなしジャーマン
「今後の検討課題」「今後の臨床の基礎になればと」
□パターンB:待ちガイル
「○○という形で関連した実践が行われており~」
□パターンC:けむりだま
「治療の新しい効果指標として」
□パターンD:Go Straight
「(学術的な意義でゴリ押し)」
どれも微妙な希ガス。
特にA。
お前は何をしたのかと。「興味はあるけどわがんね」みたいな。
ガチガチの臨床系の雑誌のレビューにも関わらず末尾がコレだとすごく凹む。
Bもどうか。
ばっちり「fit」してるのがある時はいいけど・・・
Cはよく聞くし、実際に使うことも。
でも効果指標として使うことのメリットの有無は言えないとまずい。
プロパーだけの間なら通じる。 だってその変数とか考え方が好き同士だから。
その変数を研究する理由?その方法を使う理由?好きだから 。
理屈じゃない、この思い…ってヲイ。
Dの潔さは見事。何せ答えねぇ。
研究者対象の発表という心づもりor自分はやらないという明確な何かを感じますね。
素直。
うーん。どうしたもんか。
自分の博論というか、一連の研究を自己満足で終わらせない。
臨床心理学にスタンスをおいている以上、
臨床的な意義も忘れたくない。でも即座に治療場面に応用できる内容じゃない。
もちろん学術的な意義に基づいて研究しているわけだから、
臨床的な意義にのみ注目するのはもったいないとも思うけれども。
ど真ん中にすえていない意義の部分ではあるけれど、忘れたくないし放っておける部分ではない。
「目指せ!基礎研究とCBTのインターフェース」とか研究の目標を設定してるからいかんのか?
分不相応?知ってる・・・
今後、どういう風に計画を立てようか。
今更ながらに悶絶。
どんな風に、意義を示していけるのか・・・
とりあえず明後日まで、わずかな悩める時間に悩めるだけ悩んでみようかね。
時間、ないけど・・・
4 件のコメント:
まー,いわゆるひとつの,
お前はすごい。すごい奴やと思うわ。
とかなんとか言いながら,所見に追われる俺ヤバス;;;
そうですねー、いわゆるひとつの…
すごくねぇ。
何度見返してもすごくねぇ。
まだ終わらない俺ヤバス!!
どうも。
「面白い」方のを期待してます。
バイアス修正という直接介入すればいいんちゃいますのん。
ニューラルネットワークの変容そのものです。
DSソフト的なトレーニングですよ。
Cだけはいけすかない感じです(因果をどう考えているかによるのだと思います)。
と本気なコメント(の続編)。
まさかのコメントの続編、
ありがとうございます orz
>>「面白い方」
ニューラルネットワークの変容
→“D○うつにならないトレーニング”じゃね?
…という深夜の妄想の頃から捨てきれない、
『博論∽ゲームの開発』がここに来て浮上です。
刺激プールからの選択後、
Attention-Trainigという流れなら
ひょっとしたらできるんじゃないかとか
現在、パッションの方がロジックを超えて肥大中…
>>C
いけすきません。
どこか『マンセー!』感がひしひしと。
因果関係とかを考える以前の
言い訳に聞こえかねないので。
コメントを投稿