今週の一冊。
太陽の塔
昨日読んだ。
文庫本に書いてあるあらすじがあまりに魅力的で即購入。
~以下引用~
私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。
三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。
しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!
クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。
失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
・・・ファンタジー?('A`)
何という自己関連情報・・・
まちがいなく顕在記憶バイアスが生じる…
えらくクセのある表現で読みにくいところもあれども、
“モテない男たち”の回想と妄想と、ちょっとした非日常がすごく効いてて良かった。
昔、クリスマスやらバレンタインのたびに友人と大騒ぎしていたころを思い出させられる。
何というか…「すごく楽しかった」時間だったんだなと。
ようやく忘れかけてた時代まで一気に引き戻されること請け合い。
ただ、本文中に“男汁”という単語がところせましと出てくるので
そのたびに口に含んでいるものを吹きそうになるのが困る。
2007年12月9日
「太陽の塔」(森見 登美彦)
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