2009年6月29日

ご尊顔を知る。

①アルフレッド・ビネーさん(1857~1911)














こちらはウィキペディアにも載っていたりして、実は探しやすい。
いわずと知れたビネー式知能検査の開発者の1人。メガネがオサレ。
(…もう一方のシモンさんこと、Théodore Simonは未だ分からず)
医者の家系だったが、小さい頃に解剖用の死体を親に触らせられたのがトラウマで、
身体の方の医師を目指すことを諦めたとか。
また、フェチズムを心理学用語として使い始めたらしい(fromウィキ)。
弁護士さん→医師→心理学者、というご経歴の持ち主(from心理学辞典)。






②デビット・ウェクスラーさん(1896~1981)













こちらのご尊顔は初見。
いつもグーグル先生の画像検索で探しても出てこない。
(歌手は出てくるんだけど)。

初心に戻ってアルファベットで検索し、
こんな面白ご尊顔サイトで確認する。

意外と照れ隠し的半笑い…ゲフゲフン、親しみやすいご尊顔。
こちらはウェクスラー式知能検査の創始者。
4つの大学で生物学、哲学、心理学、生理学を学んだとのこと(from心理学辞典)。
もう少しお顔だけでなく、エピソードが知りたいなぁ。




ふむ。
名前だけは知っているけど、顔を見るとなんだか新鮮。
教える側に立ってみての感想なので、
受講している方にどう受け取られているかは分からないけれども。


しかし前述の“Today In Science History”の辞書検索が面白すぎる。
ついつい時間を過ごしてしまいそうに…


いかん。

2009年6月25日

フローってやつか?フロイトって奴か?

『俺の仕事に助言をクレクレな会』の資料を
ノリノリで解釈していたら作りきれなくなるの巻。



o.....rz



無念。



昨日ようやく『縦糸』が見え始めて、
まとめる中で『横糸』も見え始めてしまい、
全体像をこれまでになくクリアに織り上げられそうな悪寒で暴走しすぎた。


不十分な資料にも関わらずクレクレ厨な@に
これでもかという金言・想定外のコメントをくれる師匠達に感謝感謝。
ここぞというポイントでアイコンタクトしてくれるのはさすがだ。


発表20分前につたない話を聞いてくれて、
精緻化を助けてくれた相方に感謝。
助かりました。


そして、何度も目が合った1年生の皆さんに感謝。
発表の場で彼ら彼女らに目が合うのはとてもうれしい。
分からない事はなかったか?イミフだと思ったところはないか?
ぜひ感想クレ!




恵まれてるなぁと思いつつ、
日常の雑務に戻る。さぁ、思考作業の後は単純作業だ。

2009年6月24日

本棚は語る

ごそごそっと図書館から本を借り入れる。
本日借りた数冊を合わせて限度額ならぬ枠20冊近く。



『ホント 夏の図書館帰りは地獄だぜ! フゥハハハーハァー』



とフルメタルジャケットなセリフが頭をよぎる。
いかん、熱中症か。


借りた本を研究室の本棚に並べてみると、
自分がしている/してきた「研究」や「臨床」「その他」が
けっこう出ているもんだなと改めて感じる。
(ゆえに←の本棚にはお仕事関係本はあまり挙げる気分になれない)



深夜に同期の本棚を物見悠山的に拝見しても同じこと。

『ほほう、どうやら~な方とのお付き合いが始まったな…』
『へー、ここらへんに興味があるんだ。意外』
『おや、かぶっとるわ』
『こやつもコレを持ってるか。やはり神本だな』
『あ、気になってたやつだ…後で見せてもらおう…』


非常に楽しい。


個人差はもちろん『研究室』差やら『相談室』差、『指導教員』差なども見えてみたり。
『How to本』が多かったり、『そもそも本』が多かったり。
そもそも本がなかったり。



おおまかに近い興味を持つ人が、
『買って』読んでいる本というのは気になる。

逆に自分が「これナカナカですぞ」等々おすすめしたりした本が、
相手の本棚にあるとうれしくなってみたり(感想気になる的な意味で不安でもあり)


「悪意はないので覗き扱いだけは平にご容赦を!」

2009年6月23日

彼らの目は必死に主張していた。

「一刻も早く、講義を終わらせてくれ」と。


室温30℃オーバー。
エアコンはまだ動かず。
むしろ本日動かずにいつ動くべきと言うのか。



7割強埋まった大教室にて「心理学検査法」。
田中ビネー体験の巻。





う…うーむ、きちんと何か残っていれば良いのだが…

2009年6月21日

途中で消えたので

けっこう真剣に書いていたフロイトさんとか対象関係論とかのエントリが
スクリーンセーバーの起動と共に消えるの巻。
こんなんとかと絡めて面白そうな気配だったのに。


その上、気づいたら御一人様状態。
愚痴れん。


そこで自罰的に、研究室のある『でー棟』で深夜遭遇したら怖いなぁと
妄想したことを垂れ流すエントリに変更。
一度飲み会かなんかでもアウトプットしたがすこぶる不評。


共通の状況は、廊下を含め、研究室以外の部屋の電気が消えている深夜。
1人残ってパソコンとにらめっこをしている状態。










その1。

『『『どたどたどた』』』』

突然、廊下を全力疾走しているような靴音が聞こえてくる。
それも明らかに複数の。

机から身を乗り出してガラス張りのドアから廊下を見るが、
誰もいない。





















その2。

ふと左側の窓を見たら人の顔が。




















その3。

『うぉ~ん』
『がちゃgちゃ…』
『がちゃgちゃ…』
『がちゃgちゃ…』
『がちゃgちゃ…』
『がちゃgちゃ…』


操作した覚えがないのに遠くのプリンタ-が突然印刷を開始。
延々と何かを印刷し続ける。





















その4。

コーヒーを買いに研究室から出ようとすると、
ガラス張りのドアに1つ、手形のような手の跡があるのに気づく。



(…誰か平手でべたっと触ったな)



(汚いなぁ)







コーヒーを手に戻ってきて閉めた扉をふと見ると、
さっきは気づかなかったようで、もう1つ手の跡があるのに気づく。





ようやく仕事もひと段落。
帰ろうと荷物を手にドアに近づく。







ドアのガラス部分いっぱいに手の跡が。
























その5。

突然、パソコンの起動音が部屋中から聞こえ始める。

























その6(am1:20追記)。

などと書きつつ、鼻唄(鬼束ちひろ@裏声気味)交じりに元気になり、
「さぁもういっちょ」等と独り言を行っていたら、
実はまだ1人研究室に残っていたことが発覚する。



きゃー

2009年6月18日

(ドキリ)

コチラを見てややドキリとする。


現在、いつも通りの体調不良で普段の7割ほどの実働状況。


「まさか…」


とか思うまでもなく、微熱極まりなく頭痛とだるさ他の
予定調和的体調不良なので気にしない。


さて、休校/休講とか業務はどうなるのだろうか。
無さそうだけども…一応、サービス業なのでこっちにもニラミをきかせておこう。


通りを挟んだ同期によれば「@は間違いなく罹る」とのこと。
免疫的・生活歴的に本人もやや同意。

2009年6月11日

なんという興味深さ

最近メインの研究と臨床とは別に関わっている『発達』な興味関係の
学会発表に激しく興味をひかれるの巻。



日本老年精神医学会第24回大会
一般演題I-1-2
高齢アスペルガー症候群の2例
;その孤独な生涯と教育効果について

中本理和,山口成良,松原三郎(医療法人財団松原愛育会松原病院)


ぬふう。
昨年、痩せる思い(実際には肥えた)で勤めた『老年心理』の非常勤講師の
教材を作る際、いつも気になっていた事柄。

障害をもった方の高齢期のケアの講義をする。

はて、発達障害についての資料がほとんどないお。
(当時はコチラにお世話になりました…主に知的な障害についてでしたが)

歴史が浅いから?臨床像としてはあるはずだが。

気になる。

どうも抄録を読ませてもらうに心理教育とかコミュニケーション訓練を
行っている様子。
しかも診断(推定?)の方法は心の理論課題。
聞きたい。



一般演題I-3-15
脳機能画像検査と心理検査に基づく,抑うつ傾向を有する高齢者の特徴
 ;バウムテストを含めた検討

村山憲男(順天堂東京江東高齢者医療センター・PET/CT認知症研究センター),井関栄三(順天堂東京江東高齢者医療センター・PET/CT認知症研究センター,順天堂大学医学部精神医学教室),川野雅人,三木秀哉(日本メジフィジックス株式会社),長嶋紀一(日本大学文理学部心理学科),新井平伊(順天堂大学医学部精神医学教室),佐藤 潔(順天堂東京江東高齢者医療センター)


ummmmm…
なぜにバウムテスト?
この研究を通じてどんなことが分かって、どんな意義を見出しているのだろう。
メインテーマにも関わりそうでとても気になる。



…問題は、来週の金・土に開催されている点@横浜。
行きたい。迷う。

2009年6月10日

『あの頃のオマエはどこに行っちまったんだ?』

昨日のゼミ~本日にかけて複数の先輩と先生から伝えられる。

「修論の頃…」
「前の発表…」
「以前に話を聞いた時…」


うぐ。


「君がやりたいのって、こういうことなんじゃないの?」
「大人と子どもの間の違いみたいなところを…」
「なぜその世代で急に増えるのか…」
「そういうのことにこの研究は言及できないのか」(先生)

「おもしろいと思っている現象を活かすには…」
「博論という1つの形にまとめる中では…」
「言いたいこと、やりたいことってこういうことなのかなと」(先輩)


ゼミであんなに頭を抱え、感情を取り乱したのは久方ぶり。
自分の無能さと怠惰さと逃げ癖とカッコツケ願望を、
先輩・後輩・同期・先生の参加した全ての世代から頂戴する始末。








何というありがたさ。


こんな俺の「俺スゲェことやってる(はず)」という虚栄心に満ちた発表に、
耳を傾けてくれる。
汲み取ろうとしてくれる。
頭を捻ってくれる。


恥ずかしい。
自分がとても恥ずかしいです。


おかげで取り戻せました。
そうです、そうなんです。
俺がPCを抱えて駆けずり回ってきたのは、
それを知りたいからだったんデス。


別に創始者も指摘してる某心理療法の実証的な裏づけをするとか、
基礎研究と実践研究のインターフェースだとか、
そんなものは後から言われたり読んだりしたことなんDEATH。


チックショウ。
本当に学会のWSとかじゃなくて良かった。
愛と義務で出席してくれるゼミの場でよかった。



温故知新だとか原典回帰だとか
そんなカッコいいもんじゃあ 断じてねえ。

もっと情けのないものの片鱗を味わったぜ…




あの頃の俺?
…います!いますよ!
ちょっと忘れてたけど、まだおりますのですよ!!

2009年6月4日

「あれ?毒なかったっけ?」











超神水・・・?
ちなみに桃の味らしい。



あれ?猛毒に打ち勝つことで己の中に隠れ持っているパワーを云々だったような…

2009年6月2日

受けてみようかな、やめよっかな

田中ビネー知能検査講習会


うーん、もちろん大学院で実施法と理論は習っている。
これまでにいろいろな場所で実施してそれなりに数はこなしてきたが、
「教えられるか」と言われると困惑。

相方がインストラクター経験者(おそらく今年も…)で、
その本気ぶりとガチムチな指導・研修方針は伝聞だが知っている。



今日もこうして朝方まで作ってる「心理検査法」が正にそうなのですが、
何かを教える以上、自分もしっかりと学んでおきたい気持ちが最近強い。


「不安か?不安なんか?このチキンが!」との内なる声A

「バカ!間違った事教えるのは最悪だろ!」との内なる声B

「自分で勉強しろよ、この屑が」との内なる声C

「限界あるってマジで」との内なる声D


自学でも良いかと何年か見送ってきたのですが…うむむむ。







ネックはお値段…諭吉4人と半分は、ちょっとでかい、でかすぎる。
学割ないのか、田中教育研究所!
逆に、生活費がもらえている内にという感もあり…


うむむむ。
いやいや、帰って寝よう。6時間後には講義です。

2009年6月1日

病院から始まる

6月でした。
血を採るのが6月最初の仕事。
その分、今から講義のレジュメ作成ですが。


4月からポツポツと進んでいた、
血縁ならぬ白血球縁が合うか合わないかの話。


数年前に井原正巴のポスターに惹かれた結果とはいえ、
こんな風に縁が合うとは。











今日は世話人の方からしっかり説明をしてもらう。
さらに縁が合えば自分の治療ではない入院をすることになる模様。
あと採血。でかい。20mlって多いのね。


とりあえず、結果待ち。
縁合えば。