2009年5月25日

よい子はマネをすんな!でも読め!

昨日、24時間開いている近所の本屋で衝動買い。
一緒に来ていた相方がドン引くぐらいの食いつき。
すでに3周目。


自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝

以下、目次の一部コピペ。



第1章 あぶり焼きになった英国紳士たち
第2章 袋も骨も筒も飲みこんだ男
第3章 笑うガスの悲しい物語
第4章 死に至る病に名を残した男
第5章 世界中で蚊を退治させた男たち
第6章 青い死の光が輝いた夜
第7章 危険な空気を吸いつづけた親子
第8章 心臓のなかに入りこんだ男
第9章 地上最速の男
第10章 ひとりきりで洞窟にこもった女

勇気か、科学への愛か。危険も顧みず、
自分の体で試すことを決意した科学者たちの涙ぐましい物語。
「あぶり焼きになった英国紳士たち」「袋も骨も筒も飲みこんだ男」ほか、10話。



たまらん。

ちなみに原書がアメリカの中学生向けの教養本として受賞しているだけあって、
内容は非常に真っ当。



熱意を持って、人類に貢献/誰かを助けたい/役に立ちたいがために、
素人目には無茶が満載だったり、玄人目にも無謀な実験に挑んだ激アツ本。
その時代の人たちが全力で難題/テーマに立ち向かっている姿が
実に淡々と描かれている。



何より巻末の「よい子はマネをしないように」という記述が見事すぎる。

2009年5月21日

若手向け国際会議(CBT系)の発表助成

認知療法学会のHPにて発見。
第6回認知療法学会記念 若手研究奨励基金


以下、部分部分をコピペ。

1.基金の目的
認知療法に関する研究を日本から海外に発信し、また欧米の研究を積極的に取り入れて日本の研究を活性化することを目的とし、本学会の若手会員が欧米の学会に参加することを支援するために本基金を設ける。

2.基金の運用
本基金は、2006年に東京大学駒場キャンパスで開催され盛会に終わった第6回日本認知療法学会における余剰金180万円をもってあてるものとする。本基金は日本認知療法学会が管理する。基金がなくなった時点で助成を打ち切る。



すげぇ。
学会運用費の余剰金をこうやって使ってんのか。




3.助成対象者の条件
① 日本認知療法学会に所属している会員であること。
② 2009年以降に欧米で開催される認知療法・認知行動療法に関係する学会に参加すること。

例えば、下記のような学会とする。世界行動療法認知療法会議(World Congress of Behavioral and Cognitive Therapies:WCBCT)、国際認知心理療法学会(International Association for Cognitive Psychotherapy:IACP)、アメリカ行動療法認知療法学会(Association for Behavioral and Cognitive Therapies:ABCT)、イギリス行動認知療法学会(British Association for Behavioural and Cognitive Psychotherapies:BABCP)、ヨーロッパ認知行動療法学会(European Association for Behavioural and Cognitive Therapies:EABCT)。

ただし、2010年にアメリカで開催されるWCBCTに関しては、「WCBCT2004記念若手研究奨励基金」からの助成がおこなわれるので、助成の対象としない。

③ これらの学会に参加して、筆頭著者として発表すること。発表の形式は、口頭発表,ポスター発表,一般演題,シンポジウムなどを問わない。
④ 大会から正式な採択通知のあるもの。あるいはプログラムなどに正式に印刷されているもの。
⑤ 年齢は、発表時に35歳以下であること。
⑥ 発表時に日本国内に居住していること。
⑦ 他の助成金(例えば、科学研究費補助金、大学からの学会発表支援金など)を受ける場合は、申請できないものとする。他の助成金との重複申請は認めるが、もし他の助成金が得られると確定した時点において、本基金は辞退(返金)すること。
⑤ 大会の発表後3ヶ月以内であれば、上の条件を満たせば、さかのぼって申請できるものとする。ただし、3ヶ月を過ぎたものは助成の資格を失う。
⑥ 一度本助成を受けた者は再申請できない。



適用範囲が広くていいが気づくのが/発表が遅い印象。
EABCT(基礎ガチ)とABCT(介入ガチ)は今年の秋開催。
BABCPに至っては7月。

唯一まだっぽいのは
国際認知心理療法会議か?
2011年6月2-5日@イスタンブールぽい。
若干遠い気も。



どちらかと言うと「メゲズニ申し込んだチャレンジブルな若手を支援」って感じなのか。
もっと前から教えてくれてればきっと話がちがっただろうになぁ。



以前に、行動分析学会・行動療法学会・認知療法学会の3学会が
主催していたWCBCTの発表助成もまだ続くらしい。
自分も2007のバルセロナの時にお世話になった。

申請を迷いに迷っていたが、
研究室の先輩に『キチンとした国際会議はすげぇ!』『WCBCTはガチ』と
酒の席で勧められ、突貫した覚えが。
確か、選考基準は…内容と年齢の若さだったような…気が。


おかげでステキな体験とトラウマティックな体験ができましたっけ。
二度と1人で海外に行かないと誓った。
学会自体はすごい。
WSとシンポジウムのテーマが広くて深くて網羅的だったのが印象的。


4.助成の額と使途
助成金額は一律10万円とする。助成金額は、学会事務局から助成対象者の銀行口座宛に振り込まれる。
助成金の使用目的は学会での発表に関わることであれば使途を問わない。




『自由に使えよ』な10万円。



とりあえず手元のデータを分析分析…

2010年のボストンでのWCBCTは行く予定(松坂的に考えて)だが、
その頃にはインフルエンザが大丈夫になっているといいのだけれども。

2009年5月20日

メメタァではなくメタ

一昨日の夜から発生していた研究室内のネット障害が回復する。
同じ建物の同じ階でも、研究室のある1室のみネットもメールも動かない



…が、LANでつながれたプリンターで印刷は出来る。
詳しい人から見たら当たり前かもしれないが不思議。




担当の先生(?)が「バッと来てガッとつないで直った」らしい。
風のように去って行ったそうな。


直してもらえてありがたいが、
できればその方法も知りかったなぁ。
その場に居合わせられなかったのだから仕方がない。


その後の「今度はプリンターで印刷できないぜ」問題は、
同期の機転のおかげで無事解決。
IPアドレスとかそんなん。
同じ事態が生じた時にはいじってみよう。。



解決してもらう<どう解決するかを教えてもらう

関連を知る<どう関連するのかを知る



なんか研究も臨床も自分の興味はこんな感じだなぁと思いつつ。
メタメタ。

2009年5月18日

枠組みの違いをレクチャーしていただく

事務の方から書類の不備を指摘され、
直し直されな午前を過ごすの巻。


これの内容を思い出す。


('A`)


最初の往復時、
「先月、言われた通りに直した部分をさらに修正せにゃならんのだ」と
傍目にも危険な調子でブツクサ。


「却下」


次の往復時は無言でした。
その次の時には悲しくなってきました。


とうとう「ぶっちゃけ何故駄目なの?何ならよいのさ!」と泣きつく。
回答は明確。
『そういう書き方が求められる部分だから』


直接的な表現は避け、実際にはAだとしても書類上は云々。
むしろコレじゃなくてそういうのは別のところであってほしーの。

うーむ。難しいですな。
でも教えを請えば納得とまではいかないまでも相互理解は深まるような。
とりあえず教えてもらったあとの往復は、悲しくはなかった。

それだけでも大きいのだなぁと感じつつ、修正修正…

2009年5月13日

博論受け取り拒否で院生自殺。

Yahoo!!のトップニュースで絶句する。
以下引用。


東北大大学院生が自殺…博士論文、2年連続受け取り拒否され
5月13日12時38分配信 読売新聞

 東北大は13日、大学院理学研究科で教員の指導に過失があり、担当していた大学院生の自殺につながったとする内部調査結果を公表した。

 大学院生は2年続けての教員による博士論文の受け取り拒否などで修了できなかった。同大は懲戒委員会で処分を検討しているが、この教員は今月に入り辞職した。

 同大によると、自殺したのは理学研究科で生物関係の研究をしていた博士課程の男性大学院生(当時29歳)。大学院生は昨年8月、研究のデータ集めをした滋賀県内で自殺した。遺書には指導法への不満などはなかったが、翌月、両親から男性准教授(52)の指導に問題があったのではとの指摘を受け、内部調査委員会を設置していた。

 大学院生は2007年12月、博士論文の草稿を事前提出したが、准教授は大学院生と十分に議論せず受け取りを拒否。准教授は06年11月ごろにも、論文提出を延期するように指示しており、大学院生は2年連続で博士号の取得に失敗した。

 調査は、残された論文草稿やデータを見る限り、大学院生の研究は博士論文の審査水準に到達していたと判断。准教授が、具体的な指示を与えず、適切な指導を行わなかった結果、大学院生は学位取得や将来に希望を抱けなくなり、自殺に至ったと結論づけた。准教授は、08年1月に科学誌から大学院生の論文が掲載を拒否され、書き直しが必要になった際も、適切な指導を行わなかった。准教授は調査に「論文提出の直前までデータ整理に追われており、時間がかかると判断したが、指導に不適切な点があった」と話したという。 最終更新:5月13日12時38分



ちなみに同じニュースで別の記事も。

うーん。

2009年5月12日

戦闘妖精雪風とにゃんこ先生は至高

深夜の研究室にて同期とおしゃべり。
玉石混淆。気炎万丈。蛙鳴蝉噪。気宇壮大。青息吐息。熱烈峻厳。

眠い目をこする彼を引き止めてしまった悪寒。
まぁいいか。



研究のリスクと妥協とモチベーション。
たぶん分析がなかなか進まないのはまさにこの3種の相互作用のせい。

データを必死こいて取ってはいるが、
修論の時ほど必死に分析までたどり着いていない。



分析方法を熟考。
もう少しサンプルを増やそうかな。
うむ。言い訳も限界。



1つは妥協したから。
…あまり、魅力を、感じなくなっている。
自分がそう思っていることが信じられないようであり、怒りを感じる。



1つは怖いから。
練り込んだつもりの仮説が全く見当違いだったら不安 ←良くない。
ひり出した時間と労力で集めたデータが無為だったら不安 ←無益。


挙句の果てに手続きの一部を失念したり。
一念発起した深夜の大捜索の末、本棚から発見される。
引越しの時か…と空が明るくなり始めた研究室で絶句する。

『トムとジェリー&火垂の墓のどの部分だったっけ?』的な問題は解決。
引用書籍も図書館から再レンタルできたし。



刺激を受けたので頑張ろうと思う。
頑張っている奴は背中で語る。社二病と言ったがありゃ間違いだ。
ありがたやありがたや。

心理検査法 先週の#4と今日の#5

GWの泥縄的挽回の間に#4が抜けたまま#5へ。
メガシャキに感謝しつつ、今日も今日とて冷や汗講義。


ちなみに前回は心理検査の分類のお話。

・内田クレペリン大不評。
 →印刷が小さすぎました。
 →かつでバイトの面接で受けた経験を自己開示すると、同様の体験が多く寄せられる。

・投影法に質問集中
 →『なぜその方法で人格が測定できるのか』の質問が増えてニンマリ
 →裏を返せば人気と関心を独り占め。

・ネクタイがいつも曲がっているという指摘を受け、想定外に凹む。
 →自分でも謎。

・用意した内容が時間内に終わらず。
 →1回分は1回で終わらせてYO!という指摘。ごもっとも。
 →だからといって講義時間を延長しなかった事を賞賛される。複雑。


でもって今回は、グッドイナフ人物画知能検査。
略してDAM。


被験者として体験

『どんな知能を測っているのか』『なぜ人物画で知能が測れるのか』講義

採点方法について紹介


詰め込みすぎて前回の二の舞を避けるべく、
実際の採点と事例の紹介は最初から含めず。次回。
で、時間内に終了。

以下、感想
・大半が『絵を描くのが楽しかった』or『苦手だから嫌だった』

・投影法と似ているというナイスなご指摘

・人物画で知能が分かる『背景』にオモチロサを感じたという意見がうれしい。

・教室が暑いという意見もちらほら。


この感想を眺めながら次回の講義のネタを探すのが至福。
さて、分析分析…

2009年5月11日

それは夢のお告げか妄言か

全く自分の研究には関わらない事項について、
「懲罰的な意味」を含まない項目選定の方法が夢の中で提案される。



たぶん、内容的妥当性がぐっと高まる悪寒。



臨床ではざっくりと関わっていますが、
研究しようと思ったことはあんまり無いモノ。

で、近場にそれを研究している人がいたり。


今度聞いてみよう、これが妄言かインスピレーションか。
自分の研究についても提案してくれんかな、夢。

2009年5月7日

連休ボケ?

心配御無用!
連続して休んでませんからな!


週明け11日が科学研究費補助金の〆切。
うむ。
これからだな(書類作成が)


15日が行動療法学会の抄録〆切
うむ。
これからだな(分析が)


6月あたりに博士論文の予備予備審査




とりあえず研究室に人が戻ってきてさびしくないぞー

2009年5月5日

over 〆切 works

英文を分からない単語を調べつつ、流し読み。

和訳①を作成
 (目標:文の分かりやすさ<単語の意味)

和訳①を読み返して、イミフな部分に印

イミフな部分を中心に、英文を参照して和訳①を修正し、和訳②を作成。
 (目標:文の分かりやすさ≦単語の意味)

和訳②を読み返して、分かりにくい文章を修正し、和訳③を作成
 (目標:文の分かりやすさ≧単語の意味)



体調回復後の第4段階が3日間かかった。うーん。


あとは最後のステップを家でやって陳謝と共に送信しよう…

2009年5月3日

休みの日なので

昼夜が完全に逆転中。
今日あたりで何とか取り戻したい。
昼寝厳禁。


〆切を待ってもらうのは本当に心苦しい。
とりあえず入浴後3時間で復帰せねば。