2009年3月29日

せれもにる

来年度の外勤先の事務手続きに行ったら、
FD活動委員会への参加ももれなく付いてきた件。


昨年度の日心で縁が合って非常勤講師をすることになったのですが、
まさかのがっつり研修コース。
教育に熱心との触れ込みでしたがいやいやすごかった。

『教える業』に不慣れな@には非常に勉強になった会。
何より他の非常勤講師の方とお知り合いになれたのもオモチロイ。


「なかなか良いところに世話になれそうではないか」


そんな比較的ポジティブな感想を抱いていましたが、
最後に大きな地雷が。


熱心めな議論やら報告やらで長引く時間。
焦る事務の方々。
それでも個々人が時間を意識したナマムギナマゴメ的の発表の甲斐あって、
何とか時間内に閉会しそうな予感。
ああ協力ってスバラシイ。
この後の懇親会ではさっきの議論の続きを教えてもらおう。
最後の最後に『偉い人々』からの〆のご挨拶。





「今日は~」「私の若い頃には」「現在の」
「ところで」「もう一点だけ」「これだけは最後に」
「重ねて」「また」「そういえば」×2






あ~れれ~?

もうあれですよ。
怒りを通り越して、途中から笑いがこみ上げてきました。



5分ほどと司会の方に言われた『偉い人』→20分強

2~3分と司会の方に言われた『もっと偉い人』→30分弱



ああ、こんなにお断りしたくなったのは初めてです。
そして何故『専任』の方々や事務の方は平静でいられるのだ。
あれ、俺が短気?変?
だって時間をもう1時間近く過ぎてるじゃないですか先生。
ええ、何だコレ。
ああ嫌だ、たまらなく嫌だ。嫌ったら嫌だ。
切れ、進行役!叩き斬れ!斬り捨てろ!
時計と進行表を突きつけ、協力を要請しろ!してください!
うぬぬぬぬ、こぎゃん良く分からん話を拝聴するぐらいなら、
さっきの議論をもっと深めたかった。何だったんだあの努力は。
あの先生の話を聞きたかった。




何故だか分からないが帰りの電車で悔しくなる。
せっかく良い機会だったのに、どうしてこんな後味なのか。
怒り経由残念行。帰路はグッタリ。




帰宅後にぐらぐらと煮え返る腹を抱えて本棚をにらみ、
コイツをひらく。


会議はセレモニーと心得よ。

…以前勤めていた会社の上司が「最後に1分だけ」と言いながら
毎回決まって10分以上話すシキタリがあったが、
「本当に1分ですよ」なんて言おうものなら大変な事になる。
いかにその話が長くなろうとも途中で遮ってはいけない。
褒め殺しもここでは封印だ。
それが掟であった。

(略)

仕事上の決まりから、仕事の直接関係ないこと、
そして職場全体での飲み会の席次まで。
会社組織の中ではいつ誰がつくったか分からない、へんてこな、
それでいて重要な、決して袖にしてはいけない“掟”というものがある。

しかしこのようなくだらない掟、
儀式が緩衝材のように職場の秩序形成の
役割を果たしている一面もある。
くだらない掟を尊重することで感情的な和がもたらされ、
うまくいくことも多いのだ。

(略)

…ときには“儀式”と割り切ってやり過ごしてください。

(会議でヒーローになる人、バカに見られる人 吉岡英行)



ぐぬぬ。

そうか、そういうものなのか。
そうなのかもしれない。
あの場はあの場としてそういう場でそういう場面だったのかも。


「いろんなことを勉強させていただいたと思え!」


そう自分に言い聞かせないと来月の研修会に出れない希ガス。
ぐぬぬぬぬ。

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