「「待たせたな」」
長い船旅を終えて、
とうとう関東僻地に降り立った先生“方”。
ブルーなお方がCohen et al.(2003)こと、
Applied Multiple Regression/Correlation Analysis
for the Behavioral Sciences,Third Edition
お安くなっていた故に来日された原典っぽい方。
オマケのCD-ROMの存在がニクイ。
しかし厚さは辞典並み。中身は数式満載。
うん、あれだ。
必要なところから読もう。必要なところができたら随時。
そしてゲスト来日のはずが、
電車内で読んで感動させれたた薄グリーンなお方が、Jaccard&Turrisi(2003)こと、
Interaction Effects in Multiple Regression,2nd.
重回帰分析に交互作用項の用いることについて、
冒頭の著者の前書きから明らかに『理解が薄い奴に読ませる用』の記述満載。
『分かれ!』という熱意を感じる言い回し満載。
『文字で分からんなら図式化しろ!』という指導的な図満載。
最終的に『ほれ、これが手元に出るだろ?』というSPSSのoutputを模した表まで…。
…そう、そうなんだよ!
□離婚への態度に、性別が与える影響が、民族性にどうmoderateされてるか
□物を買うか否かの判断に、値段が与える影響が、商品のクオリティにどうmoderateされてるか
みたいな感じで、
・ある時点のDに、Pな情報へのAとかMの歪みが与える影響が、Sにどうmoderateされてるか
…をちゃんと分析したいんだよ!!
とりあえず統計本をこんなに熱く読むのは、
『統計でウソをつく法:数式を使わない統計学入門』、
『誰も教えてくれなかった因子分析:数式が絶対に出てこない因子分析入門』、
そして『マンガでわかる統計学(無印)』以来。
数ⅠAまでしか知らない人に優しい目線で、
『分☆か☆れ』と諭してくれる統計本は大好きです。
見てろよ、交互作用項め。
今に論文内でその単純主効果を図示して理解してくれるわ。
…来月中には
2009年1月22日
お着きになった先生方
2009年1月21日
2009年1月16日
2009年1月12日
交換日記と“可能性”
ブログの新機能とかでは全くなく、
ワークショップのお話。いよいよ本腰とか、もうすでに本腰とか。
企画趣旨を書いたり、推敲したり。
これから依頼の先生方への連絡状況やら確認内容、送信/受信メール等々。
向かいの席との情報共有。
メールのBCC活用もありだとは思いますが、
近い場所ではアナログが一番かと。
テーマは、
"Cognitive Clinical Psychology"とか、
"Cognitive Psychological approach for Clinical Psychology"とかの可能性。
可能性。
1 物事が実現できる見込み。「成功の―が高い」
2 事実がそうである見込み。「生存している―もある」
3 潜在的な発展性。「無限の―を秘める」
4 認識論で、ある命題が論理的に矛盾を含んでいないという側面を示す様態。
ここでは3がメインかなぁ。
"capability"なのか"possibility"なのか。
はたまた"potency"?"potentiality"?
"probability"とか"prospect"
英文タイトルがWS申込に必須だったのを初めて知りました。
こういう細かいところにチクチク気になるから仕事が進まないのだなぁと反省中。
2009年1月9日
円高に乗じて・・・
重い腰を上げて購入を決定。
図書館にないのが不思議だ、チクショウ。
Applied Multiple Regression/Correlation Analysis
for the Behavioral Sciences
Cohen&Cohen(****)で引用される
交互作用項を含む階層的重回帰分析についての記述が満載の書籍。
日本語の書籍がないのが不思議だ、チクショウ。
2次やら3次の交互作用項を入れた回帰分析は
SPSS様で十分にできるが、
その後の交互作用項の単純主効果の検定やら図表化が
そろそろ経験則とかググるのでは限界気味。
修論生だけでなく今年は卒論生にもこのやり方について尋ねられ、
まったく自信がなくなってしまいました。
論文にも書けません。
何となく最近の引用やらAmazon必殺の抱き合わせ販売を見るに、
Atkins&West(1991)の方がダイレクトくさいが、
こっちは千葉大から借りてみてから。
Cohen様を今回来日させるのは、
何より米Amazonで1冊だけ特価(それこそ価格破壊)だったので
こちら優先。
日本Amazonで野口英世がエグザイル以上にユニットを組まなきゃならないのに、
米Amazonでは絢香×コブクロで済む不思議。
Cohen様、早く船旅を終えておいでになることをお待ちしております。
2009年1月8日
殺気立つ研究室にて
修論の提出が明日or明後日とかで
院生室が何となく『殺気』に満ち溢れている感。
時に嘆きの声。
「こんなことがやりたかったのか?」
「結果が、出ない…」
時に励ましあう声。
「書けるって!がんばろう」
「再分析なんかしちゃだめだよ!」
時に歓喜の声。
後輩の修論生の1人が
『D1』での採用が決まったそう。実にめでたい。
時に「あっ…」などの何となく不安を喚起させる声。
だ、大丈夫なのか?
PCトラブルじゃない?
そんな中で件のワークショップの企画趣旨を練ってみたり(←すごく妄想含み)。
オファーを断念せざる終えない状況を知ったり(←すごく残念)。
オファーが2つ返事で快諾していただいたり(←すごくうれしい)。
たぶん今いろいろが、楽しい。
まさに隣で苦しんでいる修論生には申し訳ないが、
自分の研究のとりあえずの1ピース探しや、サブテーマ研究だったり、
論文書きだったり、臨床だったり、教育だったり。
正月明けで本格的に忙殺されずに
まだ『こころ』が『亡くなって』いないからか?
あれ?
いつの間にか期日内の予算消化とか『音響システム』の構築とか、
書籍の購入案とかすでに雑務が溜まって…
2009年1月5日
安心して勉学する1年を目指して
朝から外勤先で事情を話して補講の設定をしたり。
元旦に筑波山神社で大吉様を手にしたせいかは不明ですが、
修論時に漏れていた11年前のレビュー論文2本、
向かいの席の奴めから借りたイメージ論文、
まさかの出会い、『注意と記憶の間はRuじゃなくRe』の参考論文を
片道2時間の通勤電車の中で読み漁る。
…なるほど、『方略』の研究っちゃこうやるのか。
とりあえず1年次の頃並みに論文を読み漁らないと走り出せない気配。
さて、どう落とし込むか。
来月には何とか試案と予備実験に入りたいもの。